身近な草と手づくりガラス
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早乙女草
この時期は道端にいくらでも生えている、ヘクソカズラ(屁糞葛)の別名です。
「 菎莢(ぞうけふ)に
延(は)ひ おほとれる 屎葛(くそかづら)
絶ゆることなく 宮仕へせむ 」
高宮王(たかみやのおおきみ)巻十六3855
この草は万葉集にも詠まれているほど、日本には古くから馴染みが深い身近な植物です。
(この句の意味は、どんな事があっても役所勤めにしがみついていよう、というような内容で、決意なのか諦めなのか、なんとも考えさせられます)
その名の通り茎や葉を揉むと好ましい匂いはしませんが、屁糞とまで言うほどでしょうか…。
人工の香料に囲まれてる現代人は、自然の匂いに鈍感になっているのかもしれません。
いかんせん不名誉な名前ではありますが、
根っこは下痢止め、葉は毒虫刺されに効果がありとされる、実は有用な植物なのだそうです。
ガラス花器は手づくりの吹きガラス。
あまりにも身近すぎて、花材として使うイメージもありませんでしたが、(お友達の先生に教えて頂きました)
ヨウシュヤマゴボウしかり、
身近な雑草を改めて見直すと、まだまだ新しい発見がありそうです。